東京の建築家が手掛けた住宅密集地でも快適に暮らせる家族の住まい

K.Yokoyama K.Yokoyama
明るく閉じた家, 株式会社Fit建築設計事務所 株式会社Fit建築設計事務所 Гостиная в стиле модерн Дерево Эффект древесины
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今回ご紹介するのは、住宅密集地でも心地よく過ごせるシンプルでナチュラルな都市型住宅です。プライバシーや採光計画、開放感など、敷地の難しい条件を上手にクリアして、家族がのびのびと自分たちらしく暮らせる住空間に仕上がっています。周囲に建物が密集して建っている地域での家作りを考えている方には、何か参考になるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクト「明るく閉じた家」は、東京を拠点に活動している株式会社FIT建築設計事務所によって手掛けられました。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

写真: 田口哲也

住宅密集地にある3人家族の家

ロケーションは東京23区内の住宅密集地。住まいの隣には、密接して家が建つなど、住宅地ならではの難しい敷地条件となっている中、3人家族が快適に過ごせるように工夫を凝らした住空間が考えられました。外観は、直線的なフォルムと片流れ屋根のシャープなライン、清々しさを感じる白い外壁、そしてスリット状に設けられた木製ルーバーがアクセントとなったスタイリッシュな雰囲気。プライバシー面や採光を考慮し「外部に閉じ、内部に開く」というコンセプトで計画された都市型住宅となっています。

【都市型住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

都市型住宅を建てる前に是非知っておきたい6つのポイント

室内インテリアは白&ナチュラルでシンプルに

こちらは2階のLDKの様子です。室内インテリアは白を基調とした空間に無垢フローリングが敷かれたシンプル&ナチュラルな仕上がり。天井は、片流れ屋根の形状を生かした勾配天井。そしてそれを利用して高い位置に設けられた開口部からは、明るい日差しが降り注ぎます。窓の位置は、隣家のちょうど屋根の部分に当たるので、外部から覗かれる心配などなく、安心ですね。上部にはちょっとしたロフトスペースも設置されています。

色々と便利なロフトスペース

こちらはLDKの上部にあるロフトです。屋根の傾きを利用して生まれたコンパクトな空間ですが、シンプルなデスクを設置しているので、書斎や趣味部屋、子供の勉強スペース等、多目的に使うことが出来ます。ここで何か作業をしていても、LDKの様子が伝わってくるので、孤立することなく安心して過ごせます。

明るくて開放的なリビング

こちらはLDKから外の方向を眺めた様子です。実はリビングに面して囲まれたテラス空間が設置されていて、気軽に行き来することが出来るようになっていることが分かります。また、外観からはうかがうことが出来ませんでしたが、テラスに面して大きな開口部もあるので、明るく開放的な雰囲気。その結果、住宅密集地に建っているとは思えない、快適さが感じられる住空間を生み出すことに成功しています。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀

リビングの写真ページ

囲まれたテラス

こちらはそのテラスの様子です。高い壁に囲まれていますが、空が見渡せるので開放感は十分。また木製ルーバーからさり気なく外の様子を感じることも可能です。床にはウッドデッキが敷かれ、アウトドアリビングのような雰囲気。小さいお子様がいる家族なら、子供の遊び場としても大いに利用出来そうです。このように住宅地での住まい作りの際は、プライバシーや採光、開放感などに気を付けて、建築家など専門家とよく相談しながら、あなたの理想の家をぜひ実現してくださいね。

▶株式会社FIT建築設計事務所が手掛けた建物はこちらでも紹介しています◀

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