心地よい空間づくりは、ゆったりとくつろぐ時間を過ごすためにも押さえておきたいポイントの一つ。自然を感じる住空間は特に心地よいものです。天然素材である木を多用した家では、森の中にいるように感じられるのでは?今回はそんな素敵な木の家をご紹介します。木の家といっても、意外にいろんなヴァリエーションがあるもの。その幅広いスタイルやアレンジの可能性について考えてみませんか?
木の家といって思い浮かべるスタイルはどんな形ですか?こちらのお宅は愛知の建築会社・木の家株式会社が手がけたもの。ログハウスを思わせる明るい色の木で空間全体を構成した爽やかで心地よい空間となっています。吹き抜けとなったリビングルームの上には、ファミリールームと呼ばれる空間があり、ベランダへとつながります。広々とした空間の中央にはどっしりとした薪ストーブがあり、ゆったりとした時間を約束してくれるようですね。本住宅については「江南市に建つログハウスの家」でより詳しい情報がご覧になれます。
昔ながらの日本家屋は、当然木の家でした。古民家などで使われている太く丈夫な柱は、今日ではなかなか手にはいらないものとして高値で取引されています。こちらの千葉県の建築家・木の家設計室 アトリエ椿が手がけたお宅は、古民家と新築の木造家屋をつなげてつくられています。古民家では、古い構造を活かしながら暮らしやすいようにカスタマイズ。古い建具も修繕して利用されており、レトロ館とモダンさとが共存するデザインとなっています。本住宅については「暮らしを繋ぐ 古民家と新しい木の家」で、さまざまな写真がご覧いただけます。
Photo: 畑 拓
大阪の建築家・木の家プロデュース 明月社が手がけたこちらのお宅の外観は、キューブ型の構造に木製のルーバーを施したモダンな印象です。しかし、一歩中に入ると、意外にも木がふんだんに使われた自然のぬくもりが感じられる空間となっています。壁面に配置されている造作棚や、キッチンのワークトップ、収納棚に至るまで、同系統の色で統一されているため、明るくも落ち着けるデザインです。本住宅については「鳳南の家」でさらに詳しくご覧いただけます。
Photo: アトリエK 平野和司
福岡の建築家・株式会社プロトハウス事務局の手によるこちらのお宅は、16坪というコンパクトなサイズの平屋です。外観はとてもシンプルな木の家ですが、中に入るとキュートで遊び心のあるデザインの壁が目に飛び込んできます。色や形も違うさまざまな種類の木材をパッチワークのように張り巡らしており、シンプルながらも装飾性が感じられますね。ミニマルな空間ながらも、それぞれの用途に充分なスペースが確保されており、毎日の生活が楽しくなりそうです。本住宅については「Big Small」でより詳しい情報がご覧になれます。
伝統的な日本家屋を思わせる格子が印象的なこちらのお宅は、東京の建築家・豊田空間デザイン室 一級建築士事務所が手がけたご自宅。外観の重厚感に比べて、内装は無垢の木でできた床や珪藻土を使った壁が室内を明るく軽やかなものへと昇華しています。キッチン、ダイニングに隣接する空間は、壁ではなく、格子状の仕切りを取り入れることによって、空間に統一感が出るだけでなく、家族とのつながりを間近に感じられる心地よい設えとなっています。本住宅については「衣笠山の家(自宅)」でより詳しくご紹介しています。
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