都市型住宅の間取りポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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都市型住宅で狭くても通勤や通学、さらには周辺施設も充実している利便性の高い場所に家を構えたいと考えている方も多いと思います。もちろん街中に家を建てることによる魅力は多くありますが、そうした立地に建てることの弱点も十分に考慮しておきましょう。特に間取りを考えていく際は長所短所をよく把握し、住み心地の良い住まいにしていくことが重要となります。そこで今回は、都市型住宅の間取りのポイントを紹介していきたいと思います。

都市型住宅とは

都市型住宅についてまず説明しておきましょう。このタイプの住宅が厳密にどのようなものか定義されているわけではありませんが、大まかにその特徴を見てとることができます。まず、もちろん都市部に建つ住宅であり、建物が密集する地域に建つため隣家と接するように建つこと、さらには敷地が比較的狭いということが言えます。郊外にゆとりを持って建つ戸建て住宅とは異なり、周辺環境の影響を受けやすい住宅ですので、その分上手く間取りを計画していくことが必要となるのです。

ビルトインガレージの設置

敷地の狭い都市型住宅では駐車スペースを確保することが難しく、そのために立地を郊外にしたり、車を持つことを諦めている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ビルトインガレージという建物の1階部分を駐車場にする方法を取り入れれば、十分に駐車スペースを確保することができますし、愛車を屋内に置いておけることから、乗り降りや荷物の運搬も天候に左右されることなく楽にできる魅力もあります。また、前面道路の交通量が多い場合であれば、外からの視線が入りやすい1階部分に生活空間を配置しないという間取りにも自然とすることができます。

3階建てや地下を設けて十分な床面積を確保

トンガリ屋根の家, H建築スタジオ H建築スタジオ Дома в стиле модерн

敷地が狭い都市型住宅では、郊外で一般的な2階建てだと十分な生活空間がとれないことや、非常に窮屈な室内になってしまう可能性が高くなります。また、1階をビルトインガレージにすることもあるので、都市型住宅では3階建てさらには地下を設けて十分な床面積を確保していきましょう。当然それにより階段の上り下りが大変になるかもしれませんが、3階建てであれば採光や通風、プライバシーなど様々な面で優位な環境をつくり出しやすくもなります。

垂直方向を活かす間取り

このように都市型住宅は縦に長い家となるので、それを上手く利用した間取りを考えていきましょう。具体的には、2階にリビングダイニングといった家族が長い時間を過ごすことになる生活空間を配置し、1階よりも採光・通風・プライバシーの点で快適な住環境が確保しやすくしたり、3階よりも階段の上り下り楽になる間取りです。こちらのアトリエハコ建築設計事務所が手掛けた住まいのようにらせん階段を取り入れて、その形に合わせてキッチンを形作ったり、階段自体を魅力的なものにしてみてはいかがでしょうか。

写真:URBAN ARTS / Shinsuke Kera

中庭から光と風を取り入れる

隣家と接するように建つ都市型住宅で最も難しくなるのが、光と風を取り入れることだと思います。多くの場合で3方向の外壁に窓を開けられない、あるいは開けても隣家の外壁がすぐそばに迫っているという状態になるでしょう。そこで有効となるのが中庭です。中庭が家にあることで、外壁に窓を開けなくても、中庭に大きく開口を設けることができ、それによって採光や通風の問題もなくなります。採光については、「トップライトから中庭まで。明るい住まいにする方法まとめ」も是非参考にしてみて下さい。

写真:L.D.HOMES@

視線や騒音などのプライバシー対策

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建物を密集する地域に建てる際は、採光や通風の問題の他にも、視線や音といったプライバシー対策も考えていきましょう。2階や3階を生活空間にする間取りもそうですし、を開ける位置や大きさもプライバシー対策となります。トップライトや高窓で視線の交錯を避けることの他にも、不透明ガラスや防音二重ガラスを取り入れることで視線や騒音対策をしていくこともできます。また、寝室が隣家のリビングと隣り合わせにならないようにするなど、間取りからもプライバシー対策をしっかりと講じていきましょう。

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