実用的で使いやすいキッチンを作るヒント

キッチンの広さを重視する人は多いと思いますが、使いやすさの面で言えば高さがより重要です。キッチンカウンターの高さだけでなく、カウンターから上部キャビネットまでの高さや、シンクの深さも慎重に検討してください。図面だけでは実感しにくいので、実際にショールームへ行き寸法を体感してみましょう。一人暮らし以外の場合はキッチンを最もよく使う人の身長に合わせるのがおすすめです。

現代ではキッチンデザイナーによりさまざまな素材、スタイルのキッチンが提供されており、あれもこれもと目移りしてしまうほど。まずは素材の特徴を掴むと理想のキッチンに近づきやすくなります。

例えばこちらのようなステンレスのキッチンは耐水性と耐熱性に優れており、業務用キッチンにも採用されているように毎日の酷使にも耐える耐久性が利点です。しかし、人によっては調理中の音が気になったり、冷たい感じがするなどのマイナスイメージを抱くことがあるかもしれません。素材の利点や欠点を踏まえた上で好みに合うものを選んでください！

物が多いキッチンでは何よりまず収納力を確保することが大切です。装飾性やプラスアルファの機能はあとからでも足すことができます。カウンターバーや装飾スペースなどは一先ず置いといて、キッチンの面積にどれだけの収納を作れるかをまず明確にしておくことをお勧めします。

直射日光が差し込む南側のキッチンは高温になる夏場に食材が腐りやすくなるなどのデメリットがありますが、それを恐れすぎず、キッチンにも自然光をたっぷり取り入れてください。優しい光が差し込む北側や東側に大きな窓を作ったり、白いキャビネットやテーブル、壁や床などで自然光を反射させ、明るい間接光が満ちる工夫をしましょう。健康的で明るい雰囲気のキッチンにはポジティブなエネルギーが生まれます！

スペースに余裕があるのならカウンターバーを設置するのもいいでしょう。オープンプランの仕切りとして、追加の作業スペースとして、軽食の場として… さまざまな使い方が可能です。キッチン&ダイニングが小さい場合は思い切ってダイニングテーブルをやめて、カウンターのみを設置するのもアリ。

壁に沿って設置する直線的なI型キッチンはシンプルで省スペースですが、移動の距離は増えます。部屋の角を生かすコンパクトなL字型キッチンは手の届く範囲にすべてがある感じが便利ですが、二人以上で使う場合はやや窮屈かもしれません。友人を多く招いてパーティーをしたり料理教室を開催する方などは、大勢がキッチンを囲むことができるアイランド型やペニンシュラ型がおすすめです。

身長や体格、そしてライフスタイルに合わせたデザインを選ぶことが、あなたにとって最も実用的で使いやすいキッチンを手に入れる近道です! 

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