オール電化住宅で取り入れたい電気設備まとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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オール電化住宅とは住まいの調理や暖房、給湯で必要とする熱を全て電力でまかなう住宅のことです。そうした住まいにするには当然ガスコンロではなくIHクッキングヒーター、ガス給湯器ではなく電気温水器など、それに合った電気設備を導入する必要があります。そこで今回は、オール電化住宅で取り入れたい電気設備をまとめて紹介していきたいと思います。こうした設備についてよりよく知っていきながら、上手に快適な暮らしや節電、電気代の節約を行っていきましょう!

IHクッキングヒーター

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オール電化住宅ではガスコンロではなくIHクッキングヒーターが採用されることになります。これは電磁波によって鍋やフライパンを振動させることで加熱することから、ガスコンロや電熱線を使ったものとは異なり、本体が熱くなることはありません。また、IHクッキングヒーターは表面が平らで掃除がしやすく、ガスコンロのようなガス漏れの危険性や室内空気を汚すこともありません。

電気温水器

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オール電化住宅ではお湯を沸かす給湯システムも重要な設備となります。その設備としてはまず電気温水器があります。電気温水器は貯水タンクに貯められた水をその中にあるヒーターで電力のみを利用してお湯を沸かします。次に挙げるエコキュートもオール電化住宅で採用される給湯システムですが、電力のみに頼る電気温水器の方がエネルギー効率は悪く、月々の電気代は高くなります。しかし、本体の価格自体は電気温水器の方が安く、つくりが比較的単純なことから万が一故障した時の修理代も安くなります。

エコキュート

YS BLD., 青木茂建築工房 青木茂建築工房

電気温水器と同様にエコキュートもオール電化住宅で採用される給湯システムです。エコキュートはエアコンと同じようにヒートポンプという屋外にあるファンで外の空気の熱を吸収し、その熱を利用するという技術を使ってお湯を温めるシステムになります。これにより、電力に加えて外気の熱を使った給湯システムであることから、先程の電気温水器と比べて省エネルギーの電気給湯器であり、導入費用は高くなりますが、月々の電気代は夜間電力も利用することで大きく抑えることができます。

写真:イメージグラム

床暖房

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寒い冬を快適に過ごしていくには暖房が欠かせません。オール電化住宅で採用される暖房設備にはいくつかありますが、おすすめしたいのは床暖房です。先程のエコキュートのようにヒートポンプ式の床暖房を取り入れることでより効率的に暖めることができます。床暖房にも対応したエコキュートであれば、そのまま温水パイプをエコキュートにつなげることで床を暖めることができ、床暖房にために別でヒートポンプを導入する必要がなくなります。こちらの土居建築工房が手掛けた住まいでは、床暖房を採用するとともに、屋根と壁の間にガラスの隙間を設けることで、軒下から柔らかな光が室内に入り、曇りや薄暗い夕方でも照明が必要ないような省エネ効果のあるデザインがされています。

蓄熱暖房機

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蓄熱暖房機もオール電化住宅でおすすめの暖房設備です。蓄熱暖房機は、電気代の安い夜間電力を使って夜の間に暖房機内に熱を貯え、昼の間にその熱を発散して部屋を暖めるというものです。部屋を暖めるというよりも、これは家全体を暖めてくれるような暖房機であり、寒い冬でも家の中での暮らしをより快適にしてくれます。また、床暖房と同様に火を使わないことから小さな子供のいる家庭にとっては安心の暖房設備となるでしょう。

太陽光発電システム

オール電化住宅にすることでより有意義となるのが太陽光発電システムです。家で消費する電力を屋根の上の太陽光発電でまかなうことで、上手に行っていけばそのエネルギーがプラスマイナスゼロというゼロエネルギー住宅にしていくことも可能となります。さらには、HEMS(家庭用エネルギー管理システム)という電力見える化に加えて家の家電製品などの電気設備を快適に自動制御することができるシステムの導入も考えてみてはいかがでしょうか。それについては、「電力見える化について知っておきたい基礎知識」も是非参考にしてみて下さい。

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