暖炉のあるリビングルームに憧れる人は少なくないはずです。揺らめく炎は暖房としてだけでなく、美しい装飾にもなり、集った人々を癒す効果もあります。しかし、ただ漠然と暖炉がある部屋
をイメージしたところで… コストは?配置は?暖房費は?考えるべきことはたくさんあります。
そこで今回は暖炉を買う前に検討すべき事柄を7個紹介します。今年こそ暖炉を自宅に導入したいと考えている方、ちょっとだけ興味があるという方、一緒に見ていきましょう!
古典的な暖炉の燃料はもちろん薪。木が燃える音や香りは癒しの効果もありますが、燃えた後の処理は灰が床に散らばったり少し手間がかかります。現代的な暖炉の燃料にはバイオエタノールが使用されています。これは燃えかすや煙が出ず、環境への負荷も少なく済みます。
暖炉の炎が生み出す熱量はkwで表記され、数値が高いほど暖かいことを意味します。小規模〜中規模までのリビングルームを暖めるには3-5kwほどで充分ですが、それ以上に広いリビングルームではより多くの熱量が必要となります。もちろんこれはエネルギー費用が高くなるということです。
現代では専門家によって多種多様な幅広いデザインの暖炉が提供されています。あなたのリビングルームのスタイルにぴったりの暖炉が必ず見つかるはずです。炎がアート作品のような存在感を放つこんな暖炉は、洗練された大人の為の空間によく似合います
暖炉の購入を検討する時に真っ先に頭をよぎるのが予算ですよね。しかし暖炉本体の価格以外にも、工事費や設置費、燃料費、煙突があるタイプの暖炉は後々煙突掃除費
も必要となります。予算を立てる際はこれらの費用も考慮しましょう。
せっかく新しく暖炉を設置するなら、その熱エネルギーを無駄にしないために住宅の断熱性を見直してみましょう。最新の暖炉を導入しても、窓のサッシが古くてすきま風が入ってくるような状況では暖かい空気はどんどん逃げてしまい、部屋はいつまでたっても暖かくなりません。窓枠やドアを直す、ペアガラスにする、壁に断熱材を追加するなどで断熱性を高めましょう。
どんなタイプの暖炉であろうと換気システムが必須です。お飾りのような煙突では意味がありません。住まいの安全性に関わることなので、必ず信頼できる専門家に依頼してください!
最も効率的に家全体を暖めるにはオープンスペースの中央に配置します。オープンプランのリビングとダイニングの間などに配置すれば、両方のエリアを暖めつつゾーニングもできます。しかしこれはオープンプランの住宅以外ではできません。部屋の壁際に置く場合は背後の壁の防火対策をしっかりと。部屋の角に置くと二面の壁によって熱を遮られるので暖房効率が落ち、ややもったいないかもしれませんが、省スペースです。
自宅の状況に合わせてベストな配置位置を見つけてください!
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