キッチンは、毎日使う場所だからこそおしゃれにカスタマイズして、使うのが楽しくなるようにしたいもの。でもリノベーションやDIYって手もお金もかかるしと尻込みしてしまうかもしれませんね。そんな人におすすめなのがタイルを変えてみること。小さなことかもしれませんが、タイルをちょっと変えてみるだけでキッチンのおしゃれ度は確実にアップします。今日はタイルの選び方で気持ちも揚がるキッチンの作り方について考えます。
タイルについては、こちらの記事でも紹介しています。
タイルは太古の昔から長く広く使われてきた建築資材。よく知られているのはアラベスクや幾何学模様の美しいイスラムのもの、そしてその影響を受けたヨーロッパのものです。例えばポルトガルに古くから使われているアズレージョは、主にブルーアンドホワイトで描かれた絵柄が美しいタイル。こちらのキッチンでは、そのアズレージョの絵柄、テクニックを六角形という珍しい形に取り入れることで、伝統的ながらモダンさも感じさせるデザインとなっています。シンプルなキッチンにも不思議な彩を添えていますね。
DIYでカスタマイズしてみたいという人にも気軽にチャレンジできそうなのは、こちらのような大振りのタイル。いろんな色のものをモザイク風にランダムに張り巡らすことで変化を付けることができます。落ち着いた色合いで統一すると、木目調の家具ともしっくりなじんでスタイリッシュでオリジナルなキッチンにカスタマイズできること、間違いなしです。暖かな色合いと大きなタイルとのコンビネーションは、レトロ感がありながらも長く楽しめそうですね。
キッチンの中心となるものは、食べ物。そう考えると、キッチンそのものはあまり過装飾にならないように気を付けたいものです。でも、あんまりシンプルなのもちょっと寂しい、という場合には、こちらのようなモロッコタイルをコンロ廻りの一部にだけ取り入れてみるのはいかがでしょうか。落ち着いた色合いとはいえ、個性の強い柄ゆえに小面積にとどめるとバランスがうまく取れそうです。特にコンロ廻りは油はねが気になったりする場所ですが、柄ゆえに汚れも目立ちにくいかも?!
かわってこちらは、モノトーンでコーディネイトした厨房です。平行四辺形というちょっと個性的な形の壁材を組み合わせてヘリンボーン柄を作り出しています。色は黒で統一されていますが、表面の加工がマットなものとグロッシーなものを交互に組み合わせているため、単調な柄のようでとても個性的な印象に。白い目地も絶妙なアクセントになっていますね。ミニマルだけれどちょっと遊びのある空間を作りたい、という場合におすすめのテクニックです。
シンプルな台所でも、少し印象を変えたい、という場合には、床に柄入りの素材を取り入れてみるのも一つの手。視線の高さをシンプルにすることで、すっきりした印象と清潔感を感じさせて、足元に彩を加えると、空間に動きが出てきます。台所の床は、水や食べ物がこぼれやすいため、想像以上に汚れやすい場所。床材をタイルにすることで、お掃除のしやすさがアップして、きれいに保つことができますね。
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