床下収納を自宅にも取り入れて、少しでも収納スペースを増やしたいと考えている方も多いと思います。特に、狭くなりがちな日本の住宅にとっては、工夫次第で大きな収納スペースながら住空間を狭めない便利な収納方法の1つです。そこで今回は、床収納のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。台所の床下収納から畳下収納、また洗面所床収納なども設置することもできますので、長所短所を十分に考慮しながら、うまく住まいに取り入れてみて下さい!
床収納の最大の魅力と言ってもいいのが、たんすやクローゼットとは違い、住空間を狭めることなく収納スペースを増やすことができる点です。そうしたことからも、土地が狭く限られている日本の住宅において、少しでも空間を有効利用できる収納方法の1つとしてよく採用されることとなっています。キッチンの床下収納を思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらの住まいのように、段差を少し設けるだけでその床下に大きな収納スペースを生み出すこともできます。
写真:金田 幸三
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昔からキッチンの床下収納には、漬物や梅酒など、長い期間をかけて作られる食材が納められていました。常に目に触れることはなく開け閉めする機会も少ないことから、そのような使用頻度の少ない食品や調理器具、あるいは非常食といった物を収納するには最適の場所となります。
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台所の床下収納の注意点は、湿度や温度が変化しやすいため、なるべく缶詰やビンなどの腐らない物を収納することです。頻繁に中に入っている物を見ることがないので、何が入っているかを忘れてしまうこともあります。頻繁に使うような物を入れておくと、特に食材の場合は大変です。最近では、温度や湿度が管理可能な新しい床収納も出てきていますので、そうしたものを取り入れてみてもいいかもしれません。
もう1つのデメリットは、床収納の扉部分によって床がきれいな平らな面ではなくなってしまう点です。特に、キッチンの床下収納は、その上を移動する度に軋むような感じを受ける可能性もあります。また、水などの汚れを掃除しにくい場所となることもあるので、設置する際にはその場所をどこにするかなどをよく考慮しながら決めていきましょう。
一般的なキッチンの床下収納の場合、中の物を出し入れする際にその都度、身を屈める必要があり少し面倒な作業となります。そんな時は、こちらのように、階段を設置しながら螺旋状に降りられる収納スペースとしてみてもいいかもしれません。ただし、地下室となることもあるので、建築家と相談しながら、使いやすく大きな収納場所としていきましょう。
【床については、こちらの記事でも紹介しています】
近年人気のフローリングにあうモダンな小上がり和室。こんな和室を利用した畳下収納も便利です。あまり使用頻度のない季節モノや、散らかりがちな子供のおもちゃなどをまとめて収められる場所としても活躍してくれます。
台所の床下収納だけでなく、洗面台の床収納も便利です。洗面所にあれば、洗剤やティッシュペーパーなどのストックを保管しておく便利な場所ともなるので、生活用品や洗剤などもスッキリ片づけられます。生活感を隠したおしゃれな洗面台になります。
こちらは便利な畳下収納のあるモダンな和室。さらにこの畳下収納BOXを利用して、厚手のクッションを置けばなんと椅子に早変わり。省スペース・収納・多機能を叶える面白いアイデアですね!
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