狭小住宅でも広々とした開放的な住まいにする6つの方法

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
​River side house / House in Horinouchi, 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier Гостиная в стиле модерн
Loading admin actions …

狭小住宅は、狭いという決定的なデメリットを持っていますが、逆に都心の便利な場所の家、あるいは土地の安さからその分を建物にコストを費やせるといったメリットもあるので、住まいを上手に広々とした開放的なつくりにすることで、狭い土地というデメリットも気にならなくなります。そこで今回は、狭小住宅でもそのように快適にしていくための6つの方法を実例とともに紹介していきたいと思います。

狭小住宅では閉じながらも開いていく

狭小住宅は狭いというだけでなく、都心の建物密集地に位置している分、隣の建物と非常に近い距離で隣接しているという住宅でもあります。そうした時にプライバシーの配慮から家を壁で囲んで閉じてしまいがちですが、そうしてしまうと閉鎖的で圧迫感のある室内になってしまいます。そんな時は、こちらの住まいのように、柔らかい木のファサードで家を囲み外からの視線を遮りながらも、その内側にテラスを設けることで住まいに明るさと開放性をもたらしてみて下さい。

写真:太田拓実

縦方向の広がり

狭小住宅の場合、外の風景を室内に取り込んで、インテリアに横の広がりを持たせることは無理ですが、縦方向に広がりを求めることは可能です。そうした時に有効となるのが、スキップフロアや吹き抜け空間です。こちらの住まいでも、3層分の高さにスキップフロアを使って2階建て住宅のプランニングとすることで、縦方向に広々とした開放性を生み出し、さらに屋上テラスへの連続性も持たせています。

トップライト

縦方向に広がりをもたせたり、閉じながら開いていくという点では、トップライトも非常に有効な手段の1つです。周囲を建物で囲まれているこちらの住まいでも、住まいの中心となる場所にトップライトを設けて、昼間には青空の下でカフェをしたり、夜には星空を眺めながらお酒を飲んだりと、都会でもゆっくりと自然を感じながらくつろげる住まいとなっています。

狭小住宅の屋上もうまく利用

в современный. Автор – homify, Модерн

狭小住宅では、庭を設けるには小さすぎますし、作ったとしても小さな庭となるだけでなく、室内も狭まってしまいます。そんな時は、遮るものがない屋上に開放的なテラスを設けましょう。あるいは、こちらの住宅のように、斜線制限に沿って屋根を形作りながら、サニタリーやテラスのようなコンパクトな機能を配置することで、他の室内空間も余裕を持たせることができます。

横方向の広がり

狭小地でも周囲を建物に囲まれていない場合もあります。特に、三角形の変形狭小地などがその例としてよく見られますが、その場合には、周囲が開けていることを利用して、横方向の広がりをうまく住まいに取り入れましょう。こちらの住まいでは、川沿いにある敷地の特徴を利用して、リビングの大きな開口から川の風景や周囲の開けた風景を室内へと取り込んで、住まいに広々とした開放感を生み出しています。

小さな場所と大きな場所のメリハリ

家の中でも小さな空間と大きな空間といったようにメリハリを生み出すことで、それぞれの場所がより広々と感じたり落ち着きのある居心地さを感じさせてくれます。こちらの住まいでは、ロフトのように天井高の低い空間をつくり、隠れ家のような居心地良さを感じさせてくれる場所を生み出しています。そして、この天井を低くしていることから、上のリビングの天井をより高くすることができ、同時にリビングに開放感をもたらしています。このように、土地の周囲の環境だけでなく、家族の生活スタイルなどについても建築家とよく話し合いながら、狭小住宅でも快適な住まいにしてみて下さい!

写真:アトリエ・フロール

▼homifyで建築家を募集してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!▼

募集ページはこちら

Нужна помощь с проектом дома?
Обратитесь к нам!

Последние статьи